『 私にとって、想像上の動きやフォルムについて考え試行錯誤を経て、それを具体的な形態に表現する事は、非常に興味深い事である。 編み組みの世界では、多くの思わぬ動きの可能性が潜んでいる。この変幻に富んだ性質は予想を超える魅力的な形を生み出す。 』
Air シリーズの7作品目。同じ素材と技法を使い展開してきた。皮籐を使うのは、バッグ制作で普段から使い馴染みのある素材であるということが主な理由である。 バッグ制作の場合は面で構成していくが、発想を転換させて特徴を生かし違った魅力を引き出したく用いている。今回のテーマは「継続」である。今までは一方方向だった制作工程に逆方向の捻じりを加えて、連続性を可能にした。