Toshiko Uchino


内野 敏子






『 2024 NT-1 』


絹巻水引、曙水引、ワイヤー、プレイティング、抱きあわじ結び。巻き留める、35x35x41cm、2024

⚫︎作品説明
普段は水引(和紙の紙縒りに水糊をひいたもの)という素材で具象作品を制作しているが、 バスケタリーに出会ったことをきっかけに、 2004年から取り組み始めたのが、基本の結びである「あわじ結び」の別の角度からのアプローチ。 90センチの水引で出来上がる作品とは違い、延々と繋いで編んで行くことにより、いつもなら気が付かないねじれが生じることに重きをおいている。
紙でできている水引だけでは、何本かを重ねて編まないと経年変化でへたりが出てしまう。しかし複数重ねて編むと動きの面白さは出づらい。 そこで今作品はスタートにワイヤーを使うことにした。出来上がってみれば容器のようでもあるが、 自身の中では緩やかな曲線が面白い形を出して行き、ここと思うところで止めたもの。どちらから見てもふわりと包み込んでくれるように気持ちに沿って出来上がった作品で、また次のテーマを生み出す課題も含んでくれている。 かごは面白い。 2025/11/2 内野敏子






『 2024 NT-1 』


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